生命保険は生き延びる手段として考える

日本で、普通の人が生命保険に加入するようになったのは、戦後のことです。大手生命保険会社が戦争未亡人を営業職員として採用し、戸別訪問販売で普及させたそうです。生命保険は「父親が万一なくなったときに、遺族の生活を支えるため」のものでした。このように、死んだら保険金が払われる保険を

「死亡保険」と言います。だから、当時は保険をすすめると、「死ぬ話をするなんて縁起でもない。とっとと帰ってくれ」と水や塩をまかれるのも珍しくなかったようです。今も、死亡保険はあります。しかし、注目と人気を集めているのは「医療保険」です。死んだときに備えるのではなく、生きて病気や

けがで入院した時に備える保険です。それと、長生きしたときの生活費を蓄える「年金保険」です。多額の死亡保険が必要なのは、妻子を養っている父親です。そして、保険が必要なのは、子供が独立するまでです。しかし共働きが増え、子供の数が減り、団塊の世代は退職してしまいました。結婚しない人


人によって必要な保険は違うから自分で見極める

も増えています。つまり、死亡保険が必要な家庭はどんどん減っているのです。必要な保障額も減っています。一方で人の寿命は延び、医療費の自己負担割合は増えています。今や生命保険は死んだときに備えるというより、生き延びるために備える商品に変わりつつあるのです。とはいえ、必要な保険は、

人によりライフスタイルにより違います。自分に必要な保障を、きちんと見分けることが大切です。


生命保険